ここ数年で「好きなことで生きていく」が市民権を得ましたが、
実際やってみたらこうだったって話です。

本にも書きましたが、
私が映像を始めたのはなんとなくです。
たまたま縁があって始めた。
理由なし。意味なし。

だからよく成功してる方が話すように、
大きな夢を描いてどうこう、
とかではなくて、
とりあえずこれで食ってみよう、でスタートしました。

それからyoutubeの流れがきて、
映像が歴史上もっとも身近になる時代が来て、
現在に至りました。

ですが、

ここまで続けられたのは多分好きだったんだな、と思います。
私はものすごい飽き性なので。

最初は技術を極めようとか、
これを一生の仕事にするとかそんなこと全く考えていなかった。

ただ続けていたら見えてくるものが変わっただけです。
そしてどこまで続けても全然奥が見えてこないところに魅力を感じました。

今回はそんな私の体験談。

1.今、好きなことだと思っていることは錯覚

例えば私があなたに、

「好きなことはなんですか」

と聞いて、一番最初に思いつくことを職業にしようと思ったとします。

小説家になりたいとか歌手になりたいとか声優になりたいとか、
最近だとyoutuberになりたいとかお金持ちになりたいとか、

これ、全部錯覚。
自分か誰かが見てる幻想です。

私の場合は、
映像業界に入ったときは、

「おしゃれな映像つくりていな〜!」

「MVとかつくりていな〜!」

「ってかストーリーモノとか撮りていな〜!」

とか、てきとーなこと考えていましたが、
いざ制作して仕事にしてみると、

好き=辛くない

が全部嘘だったことに気づきました。

めっちゃしんどい。

でもなんか続けちゃう。

私の場合はたまたま最初に出会った仕事がそれでした。
結果的に、(続けられているから)好きなんだと思いますが、

「仕事が好きですか?」

と聞かれても、

「呼吸が好きですか?」

と聞かれているのと同じに聞こえます。
それくらい当然にやってる。違和感ゼロ。

だからとっかかりとして、こうなりたいってイメージがあるのはいいと思うのですが、
やってみるとすべてがひたすらリアルなことの繰り返しです。

だから多分、
まだやってないことに対してあなたが思い描いていることも幻想です。

私の妻もクリエイターで声優ですが、

まあ、

いろいろあります。笑

裏切られるのを覚悟で取り組んでくださいな。

2.やりがいはやる前にはわからない

また、特に私の世代の人間が仕事をするときの動機として、

「やりがい」

って言葉がありました。

最近だとやりがい搾取なる言葉まで生まれたそうです。

当たり前ですが、
やりがいって、やる前に想像できません。

ですので、やりがいを求めて仕事を選ぶのはチョー危険だと思います。
わかんないし。

私が今、

「仕事のやりがいって何ですか?」

と聞かれたら、

「思うように映像が動いたとき」

と答えます。
そんなのやる前に想像できません。
それくらい小さなことです。

その小さなことのために、
ずーっとやってます。

3.全部楽しくならなきゃ好きじゃない

また、同じ業種でも業務内容に縛られてしまうのも変です。

例えば映像だと、

「映画撮りたい!」

「MV撮りたい!」

「◯◯はやだ!」

「⚫︎⚫︎もやだ!」

ってなる人多いと思うのですが、
本質的には全部変わりません。

時間を忘れて集中できるかどうかが大切なことなので、
専門職として、
やっていることがなんだろうが、
やってたら楽しいという状態にならないと好きとはいえない。

もちろん、
商売の戦略上、仕事を選ばせていただくこともあります。
それは商売上の理屈ね。本質じゃない。

私は今現在、基本的にやりたくないことってありません。

全部つらいし、全部楽しいです。

好きってそういうことじゃないの。

4.死ぬまでできるか?が好きの基準

私が今、30歳になって思うのは、
好きというのは感情ではない、ということです。

続けられたことが、結果的に「好きなこと」だし、
続けられなかったら、それは多分、好きじゃなかったんでしょう。

だから、
好きを仕事にしたいって人は、

「この仕事を死ぬまでやりたいと、今思うか?」

を基準にしてほしいと思います。
私の答えは当然イエスです。

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