【暴力の使い方】なぜ私が体育会系を批判するか?

映像業界の主流は体育会系です。
基本的に体力と根性がないと生き残れません。
 
なんでかっていうことを理論化すると、
単純に扱う情報の量が多いから。
 
総合芸術と言いますが、
最低限の知識として、
デザイン、音楽、脚本、運動量、哲学、教養、人格がないと、
そもそもモノが作れません。
 
ですので、
意図的に精神的に追い詰めたり、
肉体的に追い詰めたりすることで、
その人の限界を引き出そうとします。
 
これそのものは、
作品を作る側として、ある意味で必要な行為です。
芝居の話をすると、
特に若い役者さんを相手にする場合は、
意図的に精神状態を極限に追い詰める
(正確にはそういう芝居を演出家が打つ)ことによって、
本人の奥底に眠る感情を引き出してあげて、
役に当てはめたときにそれらしく見えるように「演出」してあげます。
 
泣いてほしいときは、
その人の一番辛い過去の記憶を引っ張ってきて、
それ自体は嘘なんですが泣いてる芝居をさせます。
この原理で限界を伸ばしていくのです。
 
とはいえ、私自身は現行の体育会系教育に批判的です。
 
それは、
私自身がずっと体育会系社会に属していたからです。
 
幼少の頃は父親にひたすら怒鳴られ、
悪いことをするとすっぽんぽんで外に出されたり、
 
「ドブに捨てちまうぞ!」
 
と言われて二階から落とされそうになったり、
絶対的な関係を示されました。
 
思春期の反抗期に、
ちょっとでも生意気なことを言おうものならば鉄拳制裁
(一発ぶん殴られるとかそういうのじゃありません。
 馬乗りになってボコボコにされました。笑 
 翌日学校にいったら先生に笑われるくらいに顔が腫れ上がっていました)
 
高校のときは、
東京大学の応援団をモチーフにした徹底的な封建社会に入部しました。
ここが人生で一番体育会系だったかなあ。
 
今思い返すとなかなか面白いので、
ルールをいうと、
  
・先輩を見たら学校のどこにいようが大声であいさつする。
 視界に入ったときと、擦れ違うときに二回挨拶する。
・常に全力で行動する。
・できません、思います、たぶん、など曖昧な表現と不可能表現の禁止。
・三年生の目を見てはいけない。
・三年生に自分から質問してはいけない。
・病気になってはいけない。
・学校を休んではいけない。
・先輩がモノをもっていたら率先して自分から取りに行く。
・三年生は神様、二年生は貴族、一年生は虫けら。
・一人称は自分。
・昼休みは毎日団室の前に直立不動で立ってパシリ。
・できていないところがあったら、
 密室に閉じ込められて正座し、
 竹刀で周りのものをぶっ叩きながら怒鳴られ続ける。
・先輩より先にご飯を食べてはいけない。
・応援練習の際は、腕振りを3時間ずっと続ける。
 (次第に腕があがらなくなっていきます)

 
あとなんかあったかな。。。。
 
ただ、私が経験した体育会系は、
暴力の裏にはちゃんと「粋」な精神がありました。
 
アメとムチといってしまったらチープですが、
どんなに厳しくても指導者には人を傷つけたら自分も痛いというマインドが備わっていました。
 
そして、
どの先輩も、叱咤をした後には、
 
「ごめんな。言いすぎたよ」
 
を言える謙虚な態度がありました。
 
私が関わってきた映像業界の人間で、
この謙虚さを兼ね備えた人間は一人としていません。
 
それは体育会系を間違って世襲しているからです。
暴力や抑圧というのは、
明確な愛と目標があって初めて成立します。
 
そんなものは子供にだってわかります。
 
ただ自分がされたからそうするとか、
表面的なことをなぞって指導とする、
 
「体育会もどき」
 
の教育には怒りしか生まれません。大嫌いだ。
 
そういうことをやってしまう人は、
本当の体育会系教育を知らないのだと思います。
勘違いなんだよ。
やり方だけ真似をして、
上っ面で指導をするから、ただの暴力になるんです。
 
私が経験したものは、
そんな浅いものではなくて、
裏側にはちゃんとさっぱりとした感性が備わっていました。
 
とりあえず服従させるためとか、
洗脳してどうにかしてやろうとか、
意識的にせよ無意識にせよ害悪でしかないので、
そこに対しては徹底的に攻撃をします。
 
その一方で、
ネチネチした空気が世の中を取り巻いているのも事実です。
陰湿。これは体育会系とは最も遠い概念です。
 
私はもちろん、
暴力は非常に悪いことだと思います。
それが言葉にせよ行動にせよ。
 
教育についてはプロではありません。
ですので無責任な言葉に聞こえるかもしれませんが、
知ったこっちゃありません。
 
先日も親を殺したとか、
先生をなぐったとか、
訳のわからないニュースが飛び込んできます。
 
あのさ、
そんな人間を作るくらいだったらぶん殴ったほうがいいに決まってるよ。
そんな子供が目の前にいたら、
逮捕されようが何されようがやるよ。

 
いろいろと批判するところはあると思うので、
賛同、批判、文句、お待ちしております。

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