構図の話をします。

とはいっても一般的に構図というと、
理論的に体系的にまとめただけで本が一冊できてしまいます。
黄金比やらなんたらって用語がたくさん出てきます。
カメラマンさんが技術に理屈をつけた記事は他にもいっぱいありますし。

それらをここでまとめてもいいのですが、
たぶん、あんまり建設的じゃありませんね。

ですので今回は、

ぼくが体験的、意識的にやってきたこと

をベースにして、構図のお話をします。
すべて座学ではなく、実践から学んだことなので、
即効性があります。

たぶん、世間一般的な構図論とはちょっと異なります。
怒らないでくださいね。あしからず。

構図の基本的な考え方

当たり前ですが、どのような被写体を前にしても、
フレームの大きさは変わりません。

ん?

そんなの当たり前じゃないか、なにをいうてるねん。

いえいえ、意外とそのことに気づいていない人は多いです。

すなわち、(多くの場合は)長方形の中に被写体をどうやって配置するか、
というのが構図の取り方になるわけです。

ですから、

ものを大きく写すか、小さく写すか、
なぜ大きく写すか、なぜ小さく写すか。

なぜ左に寄せたか、なぜ右に寄せたか。

これを最初のうちは意識的に考える必要があります。

どれくらい意識的に考える必要があるかというと、
実写の場合はカットをつないだ後のシーン全体がイメージできるくらいです。

あんまりしっくりきませんね。
ここらへんはふーん、でいいです。

空間をつくることを最優先する

センスでなんとなくいい画(=成立する画)が作れてしまう人はいいのですが、
そうでない人はカメラを持たされても困りますよね。

トップの画像は有名な三分割構図ってやつです。

先にいってしまうと、
三分割した交点に被写体をおけばそれなりに見えるよ、って話です。

別にそのやり方でもいいのですが、
ぼくがオススメするのはもっとシンプルなやり方です。

被写体を撮ることに集中するのではなく、

被写体以外の空間をどこに置くか

に注目して撮影してみてください。

空間を左に置いてみたり。

%e3%82%b7%e3%82%ab

右に置いてみたり。

%e3%82%b7%e3%82%ab3

こんなのもあります。

%e3%82%b7%e3%82%ab4

要は背景を意識して撮影するってこと

大抵のひとは、

被写体をどこに写すか

に頭がいってしまっているのですが、
それだと空間認識能力がいつまでたっても向上しません。

それは主役だけを追っていて、
脇役が作品を引き立たさせているということに気がつかないからです。

空間をうみだすということは、

裏を返せば、

被写体以外のものを意識して構図を捉える

ということにつながります。
これができるようになればぐっとカットが引き締まります。

余談ですが、
スチールカメラマンさんとよく現場で一緒になることが多いのですが、
やはり瞬間の芸術においてはなかなか映像はかないません。
構図の取り方が映像よりも数段シビアです。すばらしい。

そこを時間軸を使って対抗するのが映像なのですが、
その話はまた今度。

コメントなし

コメントを残す

CAPTCHA