クリエイティブな仕事がしたいって声をよく聞くし、
言われます。

実際、
クリエイティブ系の人のイメージって、

・自由人
・スーツとか着ない
・いいもの作ってるから周りが文句言えない

とか。

事実そういう人もいますし、

そこを目指して入る人って多いみたいです。
(私はもっとかっこ悪い動機でしたけど!)

で、

そういう夢がないとなかなか人が入らないのはわかりますが、
多くの場合、
人が人に夢を見せるときは裏側に隠すものがあるときです。

だからやめとけって話じゃないですよ。
どんどんチャレンジしたいししてほしい。
そして、
確かにやっていて楽しいです。

こんな経験は他じゃ絶対できないとか、
心の底から人のために何かができて嬉しいとか、
完全な疲労状態だからこそある達成感とか。
学生みたいなノリとか。

それは本当!

お祭りみたいだなーと思っていたことは、
確かに経験してみてお祭り感覚でした。

でも、どんな仕事もそうだと思いますが、
世間に提示するのは氷山の一角ですよね。

「クリエイティブなー!クリエイティブなー!」

「クリエイティブな私!俺!みてみて!」

こういう人、きついですよね。笑

学生さんからメッセージをたまにいただくので、
将来的に表現関係の仕事をしたいって人に向けて、
クリエイティブについて書きます。

1.創造性=自己表現ではない

私がこういう仕事をしていて思ったのは、
クリエイティブって、
確かにないと困るものなんだけれど、
隠し味程度のささいなこと
だということです。

言い方が難しいんですが、
とにかくそれ自体はとても小さなこと。
ほんのひとつまみくらい。

残りは全部、単純作業と根気で出来上がっている。
簡単にいうと、つまんなくて面倒くさいことでできています。

逆にすべてがクリエイティブ全開を求められると、
多分、
普通の人は困り果ててしまいます。

クリエイティブ症候群第一ステージの人はこのことを知りません。

私たちは本質的に自由なんて求めてないってことが嫌というほどわかります。

2.認められたい、褒められたい!って人は危険

また、
確かにこういう系のお仕事をやってる方は、
世間一般的な常識をぶっちぎっていて、
簡単にいうと人格が破綻している方は多いです。

私も基本的には破綻している人間だと思います。

とはいえ、

人間のやることだとは思えないような人格の潰し方や、
恫喝、20世紀的なやり方に対しては真っ向から反対する立場です。

でもね。

だからといってむやみやたらに褒められるのは、
もっと危険だと思います。

これは伸び代がなくなるとかそういう意味ではなくて、
(そういう人は論外)

私の周りでは、
技術に対する評価が高くなっていくにつれて、
人格がどんどん狂っていく(いい意味ではなくて、非人道的になっていく)
方のほうが圧倒的に多いからです。

多分意識していてもいい気になっちゃうんですね。

私も過去に、
出した作品がとっても好評で、
たくさんの人から評価してもらった経験はありますが、
麻薬みたいに効きます。
ちょーきもちいいー。

それで自分を見失って、
結果的にみると失ったもののほうがはるかに多いです。

これも病気の一種だと思います。

3.クリエイティブ症候群を治療する

私は下積みっていうのは、
方法論としてはアリだけど、
別になくてもいいものだと思っています。

ですが、

一気に爆発的にゴールに行きたいと思ってばかりいると、
途中でもっと大切なものを失うことを経験から知っています。

どちらを選ぶかは人によると思いますが、
今の結論としては、

この業界に来たからこそ、
堅くやる。

本能的に勢い任せの人間、
博打うちな人間だからこそ、
堅く徹する。

多分そういう考え方でいったほうが楽しいんじゃないかなと思っています。
チャンスは逃さないけどね。

4.言葉に振り回されない

私が学生の頃は、
クリエイティブな仕事がしたいっていう人の99%くらいは、
指示は出したいけど自分は作りたくない、
っていう人で埋まってました。

私は法律を先行していて、
大学も一応選択の自由がきくようなところだったのですが、
どーも自分で作りたいって欲求のほうが勝りました。

ひどい業界ってのは知っていたけど。

だから、
クリエイティブとかクリエイターって言葉には、
人一倍思い入れがあります。

何かの参考になれば幸いです。

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