なんとなく日本語で誤解されているのが、

「アーティスト」

「クリエイター」

という言葉だと思います。
先にいうと、どちらが優れているという話ではなく、
生き方の選択です。

しかし、
二つの言葉を混同してしまうと路頭に迷うとおもわれます。

注意しておくと、
これから話すことはあくまで極論です。

アーティストよりのクリエイターもいれば、
クリエイターよりのアーティストもいます。

ですが、

基本的には二つの属性は全く正反対に位置します。

1.アーティストとは

ビートたけしさんが昔こう言っていました。

「アーティストというのは、自分に対する圧倒的な信頼が必要」

私が解釈するに、
多分、

「世界中の全員からそっぽを向かれても、
 1円ももらえなくても、
 自分がこれだと信じたものをアウトプットして死ねる人」

を指していると思います。

だから、

お金なんかもらえないし、無視されるのが当たり前

です。

美大を卒業してその道に走る人の99%以上が、
食べられないでいます。

それからアーティストの人たちは、
基本的にお客様のことなんか考えていません。

だから、
少しでも受け手のことを考えてしまったら、
アーティストではありません。

自分という存在を、社会に対してダイレクトにぶちこむ。

無修正のポルノと一緒です。

モチベーションは、

「衝動」
「存在証明」
「社会に対する叫び」

これだけを考えて生きています。
そして死んでいく。

2.クリエイターとは

それに対してクリエイターというのは、
ユーザーありきの作品を作ります。

必要なものを作るから、お金がもらえます。
自分がどうっていうのは、副次的なものです。

必要性をもとにして作品を作っているので、
当然、

やりたいことなんかできないし、自分を殺すのが当たり前

です。

極端ですが、

「戦争をすることになったから、映像を作ってくれ。値段は一億円で」

と言われたら、
すぐに作業に取り掛かるのがプロのクリエイターです。

だから、
思想とか主張が入り込む余地はありません。

モチベーションは、

「感動」
「効果」
「報酬」

です。

3.見分け方

その業界に入る前、あるいは入ったばかりのころに、
自分が一番嬉しかったことを思い出せばわかります。

アーティストの人は、
価値基準が自分の中に存在しているので、
他人の評価よりも自己評価を優先します。

クリエイターの人は、
他人が喜んでくれることが嬉しいので、
作ったあとの人の反応を優先します。

あなたが作品をつくるときのスタンスが、
どちらに近いのか考えてください。

4.もちろん両方手に入れたい

と思うのが普通だと思います。

誰だって、

アーティスト的な考え方をするときもあれば、

クリエイター的な考え方をするときもあります。

ですが、

二つの考え方が、
そもそも対極に位置していることを理解していないと、
表現者は迷って、
心が壊れてしまいます。

「なんでこんなことをしているんだ?!」

というときに、この投稿を思い出していただければと思います。

ではまた。

コメント (1)

  • 返信

    2016年11月25日

    その時によって違くなりますが

    僕は、アーティスト寄りのクリエイターですね。

    意識してこなかったので
    自分を知るきっかけになりました。

コメントを残す

CAPTCHA