設計について書きます。

ずっと言っていますが、設計で全部決まります。

9割ってタイトルに書きましたが、
この9割っていうのは私がまだ出会っていない、未知の例外を想定して、
という意味です。

ですので原則、
設計ミスったらおしまいです。
本当におしまい。
全部やり直しです。

とりあえず手をつけてみる、はやめましょう。
誰になにを言われても絶対に無視してください。

「なにか試してみたのか?」

「考えるより先に手を動かせ!」

間違ってません。

ですが、
これは仕事以外の時間でやることです。

ソフトとかツールの使い方に関しては、
直感的に使えるようになるには確かにいじくりたおした期間がモノをいいます。

いじくりたおすというのは、文字通り病的に使い倒す。
(病気と狂気は作り手の味方です)
フィーリングとしては腱鞘炎になる手前くらいがいいです。
考えるより先に手が動くようになります。

それくらいやってると道具にもこだわるようになってきます。
そのうち姿勢とかにもこだわり始めます。
さらに作業環境にもこだわり始めます。
次には整理整頓の大切さに気づきます。

そこから普段の生活にも仕事のやり方を持ち出すようになります。
さらには立ち振る舞いにも仕事のやり方を持ち出すようになります。
そこらへんまできたら手はもう動かさなくていいと私は感じます。

で、

れんしゅうのときはこれでいいです。
大人は建前と本音で生きているので騙されないでください。

上記のことができた上で、
とりあえず手をつけてみるっていうのは、
なにも進んでいない事実から逃げたいからやってしまうだけです。
時間の無駄です。

そのやり方をしていると、
いつまでたっても構成力ってつきません。

場当たり的な作品になります。

フレッシュさは出るけど、そういうものが求められる機会ってごく稀です。
少なくとも私は経験したことがありません。

私の場合は、
新しい映像を作るときは最低でも1日か2日くらいは病気になったみたいに落ち込みます。

それがどんなに予算が少ない作品だとしても、
どんなに小さな仕事だとしても。

ちくしょう、とか、ばかやろう、とか、
言ってはいけない言葉とかを言いながらなんかウロチョロしてます。

企画コンテを上げるっていうのは、
言われたことを鵜呑みにするでもなく、
自分を出しすぎることでもなく、
針の隙間を通すみたいに繊細な作業です。

ありえないですが、
理想としては、

「すべての不自由を克服した上で予想外の裏切りがあり相手をびっくりさせて納得させてしかも早いし効果もある!」

すべて同時にやる必要があります。

面白いなって思うのは、
難しい条件がいくつも設定されていると、苦しいんですが、
最終的には実力以上のものが完成します。
これはほんと。

難しい条件っていうのは、、、、

・予算が少ない
・納期がタイト
・お客さまが理不尽(悪いとかいいとかではなく、論理的に矛盾がある)
・お客さま以外に同意を得なければいけない人間がたくさんいる
・コミュニケーションに不具合が生じている
・っていうか常識的に考えて無理そう


「そんな案件やりたかないわよ!」

「もっと自由にやりたいわよ!」

「お金も時間もたっぷりほしいわよ!」

「あの人がダメだからダメになったんだわよ!」

たぶんこういう感じになると思うんですが、
ステージが上がったらこういうのから解放されるって幻想です。
むしろ上がれば上がるほどどんどんシビアになっていきます。

どんどん理不尽になっていきますし、
どんどん不自由になっていきますし、
どんどん時間と予算が相対的に(全体の金額や時間は増えるが一つの作業にかける時間が圧縮されるので)なくなっていきますし、
どんどん人が増えて議論がとっちらかります。

そうすると、
針の隙間がどんどん小さくなっていくので、
クリアできる人間が減ります。

ですので、クリアできた人間は評価されます。
わかりやすいですね!

私も駆け出しのころはとにかくいいところ取りをしたいと思っていたボケナスなので、
上にいけば!パーラダイスがおれを待っているぜ!
とかアホのようにほざいてた気がしますが、幻想。

人間の特性で、空白があると隙間を埋めたくなる習性みたいなのがあるって、
なにかで聞いた気がしますが、バジェットが大きくなるとその分詰め込みます。

だから、
大きな仕事も小さな仕事も、やることは一緒。

こうした一連の流れをすべて理解した上で、
つくらないと事故がおきます。

次回は方法論をやります。

コメントなし

コメントを残す

CAPTCHA