【設計>撮影>編集の法則】映像を作るときに初心者が陥りがちな罠。

何かを創ろうとしたときに、

「とりあえず手を動かせ!」

と言われたことはないですか?
私はあります。

曰く、とりあえず考える前に作れという意味らしいです。

気持ちはわかりますが、
お客様がいる創作の場合、
ある一定以上の作品を作りたいというときは、
これだとまずうまくいきません。

なぜなら、
設計をすること=作品の構造を決める
ということだからです。

大工さんが訳も分からずとりあえず木を立てていったら、
大変なことになります。
偶然によって芸術作品が生まれることはあるかもしれませんが、
かなり危険ですよね?

特に尺が決まっている作品を作る場合、
納期が決まっている場合においては、
設計をしっかりと行うことが大切になってきます。

今回は映像を作るときの原理原則についてお話します。

設計>撮影>編集

これが原理原則です。
逆は基本的にありません。
(もちろん例外がない原理原則はないです)

どんな映像作品でも、
一番時間をかけるのは設計です。

気分的な指標としては、
8割くらいです。
撮影と編集は残りの2割。

始めたころは、編集の力を過信してしまいます。
もちろん撮影や編集技術はものすごくたくさんの知識が必要です。

ですが、
基本的には設計したもの(=イメージ力)を超えるものは生まれないと思ってください。

そして、
作り手にとって最も価値が試されるのは設計の段階です。

設計の仕方がわからない人へ

映像の場合は、
大きく分けて絵コンテと字コンテがありますが、
これは人によってハマるやり方が違うと思います。

私の場合は、
言葉で何かを説明することが得意なので、
字で設計する場合が多いです。
(もちろん同時に頭にイメージはあります)

今回は私がよく使うやり方を教えます。

・テーマ

この作品を作ることによってどういう結果を与えたいか、です。

社会に放ったときに、
具体的にお客様はどういうメリットを受けられるか、です。
(利益を出したい、回覧数を増やしたい、効率化したい)

・コンセプト

テーマを達成しようと思ったときに、
どうやってそれを達成するかの方法論です。

作品の様式を決定します。
(インタビュー形式、物語形式、芸術系のアプローチなど)

・モチーフ

方法論を元に、
何を(あるいは誰を)使って作品を描くかです。
(男性女性、若い老いた、りんごならりんごの理由)

・プロット

実際に映像に落とし込むときの構成を、
上記の情報を元に作っていきます。
タイムコードにしたがって起承転結を設計します。

設計を怠ると……

作りたいものがどんどんズレていきます。
修正の嵐。

個人製作ならまだしも、
お客様がいた上での設計となると、
もう大変です。

疲弊して、
疲弊して、
結果として誰も幸せになりません。

また、
作品全体の統一性もどんどん失われていきます。
(素人だな、と思う作品には統一性がない作品が多いです)

頭で考えたことを、
しっかりと文字にして共有することで、
認識のズレを補うことができます。

それが手間でも、どんなに時間がなくても、
まずは設計図を描くことをお勧めします。

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