【資質】一度でもひとを感動させたことがありますか。

学生の子に、

「クリエイターになりたいんですけど、どういうひとが向いていますか?」

と聞かれることがあります。

ぶっちゃけ、
作品を作ることができればそれでいいと思いますが、
個人的にこいつは向いてるなと思うタイプがいるので書きます。

それは、

「自分が作ったものでひとの気持ちを動かしたことがあるかないか」

です。
当たり前のことに感じますか?

でも、意外と経験がないひとが多いみたいです。
忘れてしまっているひともみかけます。

1.感情を動かすことがお仕事

狙っているかそうでないかは置いといて、
当面の我々の仕事は、

「刺激を与えてひとの感情を動かす」

ことにあります。
クリエイターじゃなくて、アート活動をするひともそうです。

動かすのは、喜怒哀楽どれでもいいです。

大切なのは、
作品を通してやったことがあるか、ないかです。

ただの一度でも。

人数は関係ありません。

別にポジティブなことじゃなくてもいいですね。
これがすべての原動力になります。

2.反応があったから、続けられる

私の場合は、幸運なことにこの経験だけはありました。
それもかなりたくさん。

自分がどうとかじゃなくて、
生み出した作品がひとを動かした。

こういう経験って、長持ちします。

例えばこれが、

「自分が評価されたい」

というところから入ってしまうと、
自分が評価されなかったらやめてしまいます。
絶対やめてしまいます。

作品を通じて感動を与えたことがあるひとは、
幸か不幸かはさておき、
ずっとその体験を引きずります。

だから次の作品を生み出すことができます。

3.伝えたい欲求を増幅させる

私の場合は、
映像を本業にしていますが、
いちばん最初に作った映像は友人の結婚式の映像でした。

素人でしたので、
技術的にはお粗末でしたが、一生懸命つくりました。

友人は泣いてくれましたが、
あのときほど一人の人間のために本気になった経験はありません。

たった一人のために本気になれないなら、
どんな作品も響きません。

どんなに仕事が大きくなっても、
そのとき目の前にいる誰かを動かせるかどうかが私の価値だと思っています。

折に触れて、そのときの体験を思い出します。

私の頭にあるのは、

「どうやったら伝わるか」

だけです。
その上で、技術論や演出論を学習しています。

承認欲求や顕示欲は人間誰しも持っていますが、
ことクリエイターに関しては自分を殺した先に、
相手の感動をイメージできるかどうかが、
結局のところすべてだと思っています。

忘れていた方はぜひ思い出してください。
まだ体験していない方はこれからどうぞ。

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