企画から現場、
あるいは制作、
そして納品まで行っていると、
万全の状況でことが進むことはほとんどありません。

常に何かしらの問題が起きています。

どんなに準備をしてもどこかで事件が起きます。
大切なのは起きた事件によって、
企画が致命的に破綻しないことです。

ぶっちゃけ経験といってしまえばそれで終わりですが、
特に撮影については一発で終わってしまう上に、
動かす人間が多いので細心の注意が必要になります。

これがすべてではありませんが、
基本的な注意事項についてまとめました。

1.現場に入る前

現場に入る前に確認しておくことは、

・映像チームに関する情報がスタッフ全体に共有されているか。
・当日のスケジュールについて共有されているか。
・スタッフ同士で打ち合わせは済んでいるか。

カメラを入れるのであればカメラの場所、
ライブのように複数のセクションが存在する場合はそれぞれの動き、
それから場所、
機材に関してはバックアップをどう用意しているかが問題になります。

個人で映像制作を始めた人は、
最初の頃は記録撮影がほとんどだと思います。

その際に大切になるのは、
クライアントよりも先に会場のことを知っておくことです。

特にライブ系の撮影になると、
当日いきなりカメラを担いで来て現場に入る人がいますが、
めっちゃ怒られます。
怒られなくてもみんなイライラしてます。笑

劇場やホールのスタッフさんは、
当日までに入念に打ち合わせをして、
事故が少ないように注意を払ってスタッフを集めています。

ホールで事故が起きると、人が死にます。

ですので、
あなたが一スタッフではなく、
クライアントと比較的近い距離で撮影をする場合には、
細かいところまで当日までにシミュレーションをして用意をしましょう。
(映像の送出をする場合も同じです)

会場、音響、照明、それから企画者に、
どんな動きをするかを事前に説明してください。

これはクライアントから何も言われなくてもやる必要があります。
連携をミスると致命的な失敗をします。舞台が台無しになったりね。

放っておくと誰も教えてくれません。

2.撮影中

撮影してる間も事故はつきものです。
所詮人間が行っていることなので、
リスクをゼロにすることは難しいです。

私はライブ周りのスタッフから仕事を始めましたが、

・当日もらったデータをそのまま出したらぶっ壊れてた
・確認した映像がなぜか送出されない
・カメラが当日に限って壊れてる
・当日に編集を頼まれる→失敗する
・撮影で入ったらカメラが入ることを知らされていない
・演者の人に情報が伝わっていない→いちから打ち合わせ
・言われていた時間よりスケジュールが押し、記録媒体が足りない

みたいなことが多々ありました。
誰が悪いって、
予測していなかった私が全部悪いです。

どうしようもないことってあるんですが、
どうしようもないことはなぜか起きてしまうので、
そうなった場合にどうやって保証をするか、が大切になります。

最悪の事態を常に想定して動く必要があります。

機材屋さんの場合はダブルスタンバイしたり、
ディレクターやプロデューサーの場合はミスがあったときの金銭面、作品面での保証をしたり、
何重にも保険をかけて制作します。

基本的にこっち系の仕事の場合は、
絶対にミスは経験してしまうということを前提に動いてください。
いつそれが訪れるかはわかりません。

3.撮影後

撮影後、一番気をつけなくてはいけないのはデータ管理です。

私の場合は、
撮影が終わったらまずダブルバックアップをします。

そのあと、
PCのデスクトップとハードディスク二台にコピーをします。

某有名作曲家の方は、
家が火事になった場合を想定して、
すべての楽譜を家と職場と持ち歩ける紙媒体の三つに分けて保存しています。

火事!?とか思いますが、
仕事が飛んだら数百万単位の損害が出ることを考えれば、
当然の対応ですね。

バックアップ管理の方法はネットにたくさん出ています。
読んだ機会にぜひ調べてみてください。

4.いかがでしたか

ちょっとここでは書ききれないくらい、
環境についての話はまだまだあります。

またおりにふれて解説しますが、

「優秀なクリエイターは環境作りに徹底する」

ということがわかってもらえればと思います。
それって、誰も与えてくれないんですよね。
自分でコントロールして持って行くしかない。

経験が浅いうちは作品作りで精一杯かもしれませんが、
何かのお役に立ててください。

ではまた。

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