を隠そう、日本のHIPHOPが大好きです。
一般的に日本のHIPHOPと聞くと、

「何かこわそう」

「とにかくダサい」

「ただセイホーとかチェケラとかいってるだけ」

みたいなイメージがあると思います。

しかし、今回紹介するアーティスト、
THA BLUE HERBはそれまでのすべてのJ-HIPHOPの歴史を覆したことで有名です。
サイバーエージェントの藤田社長も彼らの音楽に感銘を受けたとよく述べております。

今回はそんな革命を起こしたアーティスト、
THA BLUE HERBから学ぶクリエイターの戦略についてお話します。

なぜBLUE HERBは売れたのか

THA BLUE HERBの最大の特徴として、

リリック(歌詞)

が謳っている内容についてよくあげられます。
それまで日本のHIPHOPは、

「どうやって日本語で韻を踏むか」

「どうやって『おれらイケてるんだぜ!』を表現するか」

に重きを置いていました。

しかし彼らのスタンスは、

「文学的で奥行きのあるリリック」

「とにかく地元にこだわり、東京中心の音楽批判」

を徹底的に行いました。

彼らは北海道の札幌出身なのですが、
地方都市というある種、メインストリームから離れているポジション取りを、
自分たちの武器として取り入れていったのです。
そこから、北海道という地域が持つ独特な気候や感性を作品に取り入れていきました。

すなわち、

「欠点を武器に変える」

という戦略をとったことが最大の差別化の原因だと思います。

そして彼らのスタンスとして根底にあるのが、

「徹底してインデペンデント」

であったということです。
多くのHIPHOP系のアーティストは、売り出しの際に業界の大御所と組んで、
フューチャーすることによって自分を押し上げてもらうというやり方をします。
これをフックアップといいます。
(よく楽曲に、featuringなんとか、ってありますよね)

すでに売れている人と組むことで、
ファン層を自分のところに取り入れるというやり方です。

しかし彼らはついこの間まで、

どんな先輩にも媚びず

自分たちの音と言葉でスタイルを追求する

というやり方で勝ち上がってきました。
レーベルも、THA BLUE HERB RECORDINGSというブランドを自分たちで作りました。

この勝ち上がり方、めちゃめちゃかっこいいし、
今の時代に合っていると思います。

映像やったりイラストをやったりしてると、
どうしても同じ業界内の縦や横のつながりにとらわれて、
結果として

・しがらみだらけで消耗されてしまう。
・あちこちにちょっと顔を出しているだけで自分のブランドを作れない。
・同業者の目を気にして、トリッキーなことができない。
・そもそもあなたに頼む理由がない。

ということになってしまいます。

野良犬のように孤高に生きろ!

孤独なのは商売をする上で致命的ですが、
孤高なのは武器になります。

この曲はMCのTHA BOSSが書き上げた「野良犬」という曲ですが、
彼のインデペンデンスな生き様がよく歌詞に現れています。

– 聞こえない音にはまるで耳を動かさず シマを動かず しっぽは振らず
独り無言で雨に濡れ雪を踏む 人の世を野良犬のように かっさらう –

- オレよりもずっと小さいと思ってた竜巻きが 一息に落ち葉を持ち上げるのを見た
オレよりもずっと大きいはずの自信が もう立てないと嘆くのを何回も聴いた
オマエは知る事になるオレの裏の裏を 調教は不可能 オレのカゲを踏むなよ –

とんがってますね〜。笑

でも本当に今の時代、
こういうインデペンデントな生き方しか評価されなくなっています。
楽曲ももちろん優れていますが、
我々のようなクリエイター全般に適応できる至言の数々。

ここから学べることは数えたらキリがありません。

・誰かに尻尾をふるのはやめよう。
・孤独ではなく孤高に生きよう。
・自分の持っている手札を武器にしよう。
・組織で飼いならされたらもう二度と自分で餌は捕まえられない。
・言いたいことは言おう。
・他人がどうとか業界がどうとか無視しよう。
・独立系クリエイターになろう。

THA BLUE HERBの楽曲はいろんなところで聴けるので、
ぜひ活動の役に立ててくださいね。

まずは野良犬を聴きましょう!

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