コピーの作り方。

年が変わりました。年末年始はずっとためていた本を読んだり、それからドキュメンタリーを観たりして過ごした。
いやあ、ふだんから色々と観るようにはしているけど、静かな時間というものが本当に大切だなと改めて思います。

ドキュメンタリーを観るのはとても好きで、とくにスタジオジブリの制作系はほぼすべてを見ました。
個人的にジブリで好きな作品は、

1.風立ちぬ
2.ハウルの動く城
3.紅の豚

なんだけど、風立ちぬの新聞広告の制作秘話をyoutubeで見つけて、
さっきまで見ていました。

オリエンタルラジオの中田あっちゃんが鈴木敏夫さんと二人で、
新聞広告のコピーを作る話。

顛末はじっさいに見てほしいんだけど、とにかくコピーを考えるって大変だよなあ、
と自分のことのように見ていました。

中田さんは大変に才能がある方なので、鈴木さんを唸らせたりするのですが、
なかなかピンポイントでOKをもらえません。

悩んだあげく、もののけ姫のコピーを参考にした渾身の一作をぶつけます。
このとき、中田さんは

「答えはプロデューサーである鈴木さんのなかにある」
 
と考えて、鈴木さんが語っていた言葉を手掛かりにコピーを詰めるのですが、
持ち込んだ先で鈴木さんから提案されたコピーは、
中田さんがそれまでに作ったコピーをまとめあげたものでした。

「答えは僕の中にあるんじゃない。どんな人のなかにでもひとつは答えがある。
 最初から、出してくれたものをテクニックでまとめることが自分の仕事だと思っていた。
 それができないようであれば、俺の負けだ。
なぜかといったら、それは引き出せなかったということだから」

やっぱり天才プロデューサーは違った。

なにかを人に任せるとき、ついつい、自分の仕事にしたくなるけど(そのほうが速いことは速いから)、
根気づよく自分が向き合った相手を信じることがどれだけ大切か、またどれだけ価値のあることか、
ということがよくわかるお話でした。

インターネットで検索すると、中田さんと鈴木さんが作ったコピーを観ることができるので、
見てください。素晴らしいですよ。

では、今年もよろしく。

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