さいきんはデザインの仕事については、グラフィックに寄るようになってきましたが、
CIをつくるときに必要になるのは、
まったく同じものを見たときに多層的な意味づけをする力です。

企業でいうところのいわゆるフィロソフィーってやつを反映したものでないと、
所属する人間がどういう行動をしたらいいか、
また、
ターゲットになる人間はどういう人が集まってほしいか、
を特定できないので、
ツールとして不完全なものになってしまいます。

一般的に日本では、
こういうイメージ戦略に弱い会社が多いとされるそうですが、
どうかな。

戦略系をやってる人から言わせるととてももったいない点でもあるそうです。

ともあれ、
CIをデザインするときによく言われるのが、

「どうやって発想してるの?」

っていうことですが、
正直いって発想しているというよりは情報を要約しています。

普段からアンテナをはって、依頼人の行動や発信を見ていると、
なんとなく頭に浮かぶイメージや言葉があり、
(僕は言葉から入ります)
そこからイメージをどんどん連想ゲームのように広げて言って、
いくつかのキーワードを特定します。

(ブランド構築するときの基準点なので、何回も向き合って考えます)

前提となる教養についてはふだんから取り入れている必要がありますが。。。

とにかく、右脳と左脳のバランス感覚が求められる仕事です。
でも、思いついたときや適切に価値観を表現するモチーフが見つかったときはとても嬉しい。

まったく同じカタチをみて、いくつかのものを連想するという考え方は、
デザインだけでなく商売にも活かせます。

前回の記事でも書きましたが、
多層的なものの見方ができるようになると、ひとつのことにとらわれなくなって、
少しだけ世の中が生きやすくなるかもしれません。

デザイン思考という言葉が出てきて久しいですが、
そんなふうに俯瞰的に捉えられると、ちょっと楽しくなるかもしれません。

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