ブランド戦略はよく負けない為の戦いと言われます。

これは、ある一定のファンをつくることが目的となっているため、競合と争うことが目的ではなく、
あくまでポジションを策定するための便宜的な材料として「競合」という言葉を使っているからです。
 
私自身も、勝つための戦いは昔からあまり好きじゃありません。というか、そんなにモチベーションがわきません。
そもそも何かで相手を打ち負かしたってたいしていい気持ちはしないし、勝って気持ちがいいと思ったこともありません。
むしろどちらかというと、勝ったら虚しくなってしまう性格です。

 
論理的に相手を論破して、いままでいい思いをしたことがあったかというと、それも思い出せない。
たぶんないでしょう。

  
やってやったぜ! みたいになんか全然思わない。たぶん、恨みを買うだけだし。
もちろんあまりにも攻撃されたりすると、ちょっと脅かしてやろうか、という気にはなります。
 
話を戻すと、仕事とスポーツを並列的に扱うひとがたまにいますが、
はっきりいって次元が違う仕事をしていると個人的には思っています。
(少なくとも、体験消費の時代においてはまったく違うゲームです)

年下には、「あくまでゲームだから、勝つためにやるんだ」とかたまに言いますが、
それで頑張ってくれるからという方便で使っているだけです。たまに本音と建前を混同されて困ります。

じゃあ、負けないための戦いは簡単かというと、実は勝つための戦いよりも難易度が高いと思っています。

なぜかというと、こうすればゲームセット、こうすれば戦いが終わり、というめじるしがないので、
負けていないとはどういうことか? というのがわかりづらいからです。

自分だけの価値観をちゃんと打ち立てて、それをきっちり守らなきゃいけないし、
ブランドは文化醸成とかよくいいますが、そもそもどこからが(数字として)文化になったのかわかりません。
(いちおう数字で理由づけすることもできますが、あまり意味はないと思います)

それでもいまの時代に必要とされているのは、
みんなが勝つための戦いに疲れてしまったからということと、
あとは本当に必要としているものが戦いの結果というより、
「試合に勝って勝負に負けた」ということがビジネスの戦略上おきないようにしたいからじゃないかな。

というわけで、今日も負けないための戦略構築に励みます。

渡邊勇介拝

 

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